「婚活」で割り勘はNG?愛の手前のデートの費用と男女の本音

「婚活」で割り勘はNG?愛の手前のデートの費用と男女の本音

婚活をしていると、初デートで割り勘をしてくる男性に出会うことがあります。

若い世代には浸透しているのかもしれない「男女での割り勘」ですが、年代が上がれば上がるほど、その心は複雑。

これって脈なし…?もう会わないほうがいい?

女性側も戸惑いを隠せません。婚活でデート代を割り勘にしてくる男性は、どういうつもり?

しかし、女性が思うほど男性は気にしていないかも…?

男女でも年代でも、なかなか分かり合えない割り勘事情…その本音を調査してみましょう!

婚活でデート代の割り勘は常識か

中高年世代では、男性がデート代を出すのはごく当たり前のことでした。しかし時代も変わり、若い世代ではデートで割り勘するのが当たり前になりつつあるのだとか。

…本当ですか?

例えば25歳の女性のこんな悩みを見つけました…。

私は25歳、相手は10歳歳上です。お互い会社員です。最初のデートでびっくりしたのが自動販売機のお茶まで割り勘だったのです。水買って来るから何か飲む?と言われてそれじゃあお茶をお願いしたいなと伝えたら150円頂戴と言われました。その時のご飯も円単位で割り勘……全部奢って貰いたいなど本当に思っていません。愛されてないんだなと言う自覚もあります。(参考:発言小町/一部抜粋)

若い女性ですら、細かい割り勘されると「ん?」と思うようです。

これが「婚活」になると「恋愛」ではない部分での付き合いになるため、割り勘に対して、さらにシビアになります。

しかし、ここで勘違いしてはならないのが、

女性だけではなく男性もシビアになる

ということ。

婚活中の女性がデートで

「会計時は下がって男性に支払いをしてもらい、店を出てから約半額程度を手渡す(参考:発言小町

ことについて、様々な意見が飛び交っていました。一部をご紹介します。

・・・この場合なら きっちり半額か どちらかと言うと多めに渡すかなあと思います。男性の方は奢ったり、自分の方が多く出したがる方が多かった、という経験があったとしても、自分の勝手な判断で少なめに渡すことはしません。お相手に「~円でいいですよ」と言われてからです。お付き合いが始まってしまえば 時には甘えて少ない額しか出さない事があってもいいと思います。

相手にもよるけど、基本的には婚活中ですから、半額を支払う意思はみせたほうがいいでしょう。少し少なめでもいいとは思いますが、最低、ご自身が食べられた分くらいはね。

そうなんです。

「婚活」でのデートは、好意を持つ前の段階なので、一概に男性が持つ、とは言い切れないのが正直なところです。

やっぱり出して欲しい女性心理

しかし、年代に関係なく、女性はお姫様扱いされたいもの。割り勘は冷めるという女性も多数います。

ある程度年齢を重ねていれば別かもしれませんが、若い女性なら年上の男性にカッコ良くいて欲しいものではないでしょうか…。

あまりにもお金に細かく、グチグチ言う男性には、女性は辟易してしまいます。

それは「奢られたい」というわけではなく「カッコ悪い」という感情が大きいかもしれませんね。

事実、割り勘に対して、多くの女性が不快感を訴えています。

要は、お金使いたくないのよ。仮に結婚して、あなたが働けなくなったら、貯金から生活費出せって言うわよナシナシ10歳も上なのに、ケチすぎ

確かに、結婚生活について…考えてしまいますよね。家事や子育てしていても、心無い言動をしそう…とか。

個人的には男女平等を叫びながら、男性にばかり負担を強いることに疑問はありますが、ダメと思うなら無理に付き合う必要はありません。

この気持ちもわかります。男女平等と叫んでいながら、男性にだけ負担をかけようとするケースもありますから。

いや~全面奢られたいと思ってる訳じゃ無くても、自販機のお茶代もってもういかんでしょ。その上年は10歳も上、引きます。

年上なのに…ということもありますよね。10歳上なら、ある程度はカッコつけていて欲しいですから。女性が若ければ尚更です。

この人は!と思う女性や、離したくない相手に自販機のお茶まで割り勘はないでしょう。もちろんお金を出すことが即、愛情表現ではないけど、そこまできっちり割るってことは始めから終わりまで「他人」。

耳が痛い…。

10も年下なら女同士の食事でも自分が誘った側ならおごりますよ。まぁ年上に誘われてワリカンでも問題ないですが。多少の出費は円滑な人付き合いには付き物でしょ。当方、女性です。ま、そういう人は細かい節約を楽しめる人同士で付き合う方がお互い良いと思います。てかその彼、他人にはケチな割に自販機で水は買うのが謎ですね。本当にお金貯めたいならマイボトル持参かスーパーで買えばいいのにね。

確かにそこまで細かいなら、「お弁当作ってきたよ!お水はボトルで持ってきたよ!ごめんね、節約中なんだ!」と言われたほうが清々しいです。

根本的な問題はきっとお金じゃない。とはいえお金に対する価値観って大切だと思いますよ。それに、相手にどれだけお金=(自分にとって大切な資産)を使うかというのもやはり愛情に比例していると思います。(金額ではなく)

これは男女共にあるかと思います。金額ではなく「してあげたいと思う好意」ですよね。

お別れします。奢って貰えないのが嫌とかではなく、円単位まで割るというのが彼の感覚と自分の感覚に合わないなと思ったからです。多分他のところでも神経質なのかなと思っちゃいます。

お金との付き合い方は、その人の感覚が大きくわかる部分。そうなんです、他のところで合わないかな…と思ってしまうんですよね。

「奢ってもらって当然!」と思っているわけではなく「大事にされたい」と思っているからなのです。

デート代の支払いについて、男性の心境は?

デートで割り勘にする男性の心理は、どうなっているのでしょうか。男性の声を集めてみると…。

当方男性です。少なくとも初デートぐらいはいいかっこしたいので奢りますよ。もちろん相手によりますが。「いいかっこしたいな」と思える素敵な女性には進んで御馳走します。貧乏とか金持ちとか関係ありません。要は相手に対してお金を使いたいと思うか、そうでないのかの差です。

これは男性に限らず…ですよね。女性も好意がある相手には、多少なりとも何かしたい、という気持ちになりますから。

10歳も年上で「円単位の割り勘」なんてありえないです。と言うか、そもそも割り勘がありえないです!私は二度も結婚している上、妻以外にも女性経験が豊富なオッサンですが、いまだかってデートで女性に金を払わせたことはただの一度もありませんよ。女性の中には医師や水商売など私より高収入の人もいましたが常に私が払ってきました。

年代が上になると、やはりデートは男性が出すもの、という意識を持っている人が多数。

ですが、中にはこんな意見も。

自分たちの時代は割り勘が少数派。自分自身が全て負担することもあれば相手が全額負担することもあったよ。だけど今時は割り勘が当たり前なんじゃないかな?男性が全額負担をしている場合でもしっかり男性は色々と判断をしている。

時代なのでしょうか。男性も三者三様。特に「婚活」であるということは大きいかもしれません。

恋愛であれば「好意を持って欲しい」「振り向いて欲しい」「この女性が欲しい」と思いますから、多少無理をしてでもいいカッコはするでしょう。

しかし「婚活」では、愛情が芽生えるのは後々になってから。まずは、価値観や結婚相手として合うかどうか、で相手を見ます。

相手のお金に対する付き合い方を見ていることがあります。事実、男性のこんな意見も。

私は相手に出させることはしませんが、財布を出すかは確認しています。相手に払ってもらって当然といった態度では、一生たかられると判断して次はないですね。あなたが2500円の会計で1000円出してきたなら、おそらく私は1000円を返すでしょう。ですが、男が多く払って当然だよね、といった気持ちはしっかり届いています。

「婚活」におけるデート代の「割り勘」については、お互いの価値観や感覚で、捉え方が変わってきます。

マッチングアプリで「割り勘」を選ぶ女性の本音

マッチングアプリなどで「婚活」すると、初回のデート費用について、条件を設定できる場合があります。

多くの女性は「割り勘」に設定しているかと思いますが、本音は「出して欲しい」もしくは「多めに出して欲しい」とういう人も多いのが正直なところ。

もちろん全く出さないつもりではありません。

出すつもりではいるものの、出してくれたり、多く持ってくれると嬉しいな、という気持ちがあるのが正直なところでしょう。

じゃあなぜ「割り勘」に設定するんだ!

と思うかもしれませんが、一銭も出したくない場合は「出して欲しい」にチェックをつけるでしょう。

割り勘でも構わないけれど、

カッコつけて欲しい。大事にしてくれていると感じたい。女性の経済状況を理解して欲しい。

というところでしょう。

もちろん男性からすると、カップルになるかもわからない女性に対して、お金を使うことに抵抗を感じる人もいるでしょう。それなら、そのスタンスを貫けばいいのです。

中には本当に出して欲しい、と思わない女性もいます。

割り勘を貫いていたら、お金の価値観がハマる相手だけが残るでしょうから。

そういった意味でも、事前に条件や価値観を設定できるマッチングアプリは「婚活」するのに適したツールですね。

割り勘から出してもらう方法はある?

もし最初のデートで割り勘にしてしまった場合、その後から奢って貰うのは難しくなります。

ですが、相手を結婚する相手と考えているのであれば、金銭に関する不満は、解決しておきましょう。

途中から「デート代は出して!」と言う場合、それで関係が終わることも覚悟しなくてはなりません。

ですが、デート代に対して不快や不満が募れば、結局金銭感覚が合わないということで、終わることも多々あります。

お金の感覚は、そのまま価値観に通じる部分です。結局、結婚には結びつかないことも多いので、もう会わないつもりで言ってみてはいかがでしょう。

ただ単純に気がきかなかった…という場合も無きにしもあらず、ですから。

割り勘だから即切るのはどう?

相手の男性が割り勘にしてきた場合、もう会わないという選択肢を選ぶ女性は多くいます。

しかし割り勘=脈なしと、即切るというのはどうなのでしょう?

婚活の場合、中にはお金目当てでないかどうかを試している男性も居るようです。

もし「そんな試すようなマネをする人は、そもそもお断り!」という場合を除き、割り勘だから即お断りするのは早いかもしれません。

特に年齢が上になる婚活の場合、お互いを見る目もシビアになります。

コロナ禍などで、男性も経済的に不安を抱えていることも多く、お金だけが目当てで内面を見てくれない女性とは再婚はしたくないと考えてしまうもの。

もしデートした方が割り勘を請求してきた時、「この人ケチ」とすぐに切り捨てるのではなく、相手の人となり、状況をじっくり見てみましょう。

もちろん、本当にケチなだけの男性もいます。ですが、中には何かしらの意図があることもあります。

少し余裕をもって、相手の本質を見極めてみてください。