婚活でおちいる「高望み」。つい上がる条件にストップ!

婚活でおちいる「高望み」。つい上がる条件にストップ!

婚活をしていると、誰もがおちいる可能性のある迷路、それが「高望み」

これからの人生を一緒に歩む相手を探すんですもの、あれこれ条件を考えてしまうのは当然です。

ですがあまりに考えすぎると、どんどん相手に求める条件が厳しくなり、迷宮に入り込んでしまいます。

なかなかうまくいかないと「もしかして自分は高望み?」と、薄々わかってきますが、納得できない人も多いのが現状です。しかし、気がつかないフリをしていると、どんどん婚期を逃すことに…。

高望みとはどのような状態のことを言うのでしょう? また、なぜ高望みをしてしまうのでしょうか。

婚活を成功させるためにも、高望みしてしまう気持ちを手放し、背伸びしないで自分に合った結婚相手を探す方法とは?

婚活でおちいる「高望み」とはどんな状態?

婚活で多い「高望み」とは、”身の丈に合っていない相手を望むこと”を指します。

例えば、

  • 自分の年齢に合わないような若い年齢を望む
  • 自分のことは棚に上げて容姿端麗な相手を望む
  • 一般的ではない経済力を相手だけに求める
  • 職業や学歴など華やかなものを望む
  • 異性に対し、自分の勝手な理想像でなくてはならないとしている

など。

自分のことを棚に上げて、条件やスペックが高い相手でなくてはならないとしている状態を「高望み」していると考えられます。

また、“希望する条件に合致する相手の数が少ない”場合も「高望み」と言えるかもしれません。

例えば、

  • 身長180以上の相手
  • 離島に住んでも構わないという相手
  • 家業を継いでくれる相手

など、当てはまる相手が限りなく少ない場合、「高望み」しているつもりはなくても、似たような状況といえるでしょう。

高望みにおちいるのはどんな人?

自分のことを棚にあげる…とは言っても、高望みしている人のスペックが必ずしも低いわけではありません。

高望みしやすい女性

高望みしやすい人には、女性なら美人や高学歴、高収入などスペックの良い女性も多くいます。

しかしながら、ネックなのはその年齢。高年収の女性は、若く恋愛において一番旬な時期を、仕事や勉強に打ち込んでいた人も多く、年齢的に厳しい状況です。

というのも婚活市場では、女性は学歴や収入、職業よりもまずは年齢が重要視されてしまうから。

もちろん、全ての男性がそうだとは限りません。しかし、多くの男性が若い女性を望むのは事実であり、収入や職業などは重要視されないことが多々あります。

悲しいけれどこれが現実。ですから「年齢」を棚に上げて「高望み」をしていると言われる状態になります。

また昨今の年下ブームのせいか、自分よりも10は若い男性で、高収入で容姿端麗な男性を求める人も…。この条件の相手を手に入れられるのは、ごくわずかな女性のみ。

高望みしやすい男性

次に男性ですが、そこそこ高収入で、安定職業などについている人も多く、自分はスペックがいいと自覚のある人も多くいます。

「自分は条件がいい」と思っていますから、自分に釣り合うのは、10も20も年下や、アイドルのような容姿、モデルのような体型の女性でなくてはならないと思いこんでしまいます。

中にはそれでいて、家庭的であること、性格が天使のようであること、働いて稼いでいること、自分の親の介護をすること、お金の管理は全て自分に任せること…など、様々な理想を求める人も…。

この条件の相手を手に入れられるのは、ごく限られた男性のみです。

これって高望み?

自分ではなかなか気がつかないことも多い「高望み」。なぜなら、自分のスペックに自信がある場合、高くを望んでいるつもりがないからです。

実際に、掲示板などに寄せられたお悩みをみてみましょう。

①35歳のバツイチ男性

例えば35歳のバツイチ男性。婚活しているものの出会いがなく、高望みしているか掲示板で相談しています。

○私のスペック外見は年齢よりも若く見られます。さわやか、イケメンと自信を持っています。平均身長、普通体型です。都内通勤圏に、庭付き子供部屋有の一戸建てを建てたばかりです。両親は近くに住んでいますが、同居はありません。趣味は旅行(有名な観光スポットや公園に行く)、ドライブ、家のインテリア探し、ガーデニング、飼い犬と遊ぶ、映画やアニメを見たりします。ギャンブルしないし、タバコも吸いません、特定の信教もありません。離婚歴があります。その原因は価値観の相違。半年ほどのスピード婚です。施設管理の仕事で年収300万程度、不定休なので、それを気にしない人がいいです。女性が働くことは賛成です。○相手に求める条件

  • 年齢は年下のみ。出来れば20代。同い年以上、子持ちの方は話がきてもお断りします。
  • 生活レベル向上と維持、住宅費、趣味への投資の為、共働きが必要です。自分より収入が高くてもいいです。
  • 価値観が似ていて、一緒に趣味を楽しんでくれること。
  • 自分は料理をしないので、料理をしてくれること。

(一部抜粋:発言小町

この場合、20代の初婚の女性は初婚の若い男性を望むことの方が多く、うまくいかず高望みしている状態と言えるかもしれません。

②婚活中の40代女性

結婚相手を探す際に出した条件を、友人に高望みと言われた40代女性は…

私は実家に住んでおり、年収は280万円(税込み・大きめの地方都市です)です。身長163センチ細身体型で、色白、肌も年齢のわりに綺麗な方で、可愛らしい顔立ちで若く見えると良く言われます。友人や職場の人からも、32~35才位に見えると良く言われます。【希望する条件】

  • 年齢40~46才位
  • 年収 最低600万以上、できれば800万位希望(税込み・地方都市)サラリーマン希望 自営不可。
  • 見た目がオッサンっぽく無いこと。
  • 親と同居不可。田舎暮らし不可。
  • バツイチは理由によっては可。子供がいる人は不可。
  • 話が面白く盛り上げられる人。
  • 専業主婦希望(妥協して週に3日ほど短時間のパート)
  • 服(月15,000円位)や化粧品(月10,000円位)友人との交際費(月10,000円位)を生活費でまかなえる程度の生活希望
  • (自分の年齢的にもう子供は望んでいない)

この場合、もう少し若い女性が手をあげるという回答に妙に納得です。

高望しているのではなく、望む男性のスペックならば、30歳くらいの女性が先に手を上げるからです。そして男性も40歳より30歳を選ぶから。つまり、ミスマッチです。(一部抜粋:発言小町

普通だと思っている条件の相手は、自分より条件の良い相手が持って行ってしまいます。結果高望みしている状態に。

③婚活予定の30代女性

高望みかジャッジして欲しい、婚活予定の30代女性の条件は…

婚活するにあたって、高望みか判断してください

  • 出来れば初婚
  • 家事がある程度できて、片付けられる
  • 同居なし
  • 借金、女遊びをしない
  • 倹約家
  • 子供好き
  • 私は正社員30歳で共働きokです

(一部抜粋:Yahoo!知恵袋

この条件は、結婚生活として最低限のことですから、高望みしているうちに入りませんよね。

結婚して家庭を持つのに、借金まみれや女遊びが好きな相手は、さすがに対象外でしょう。この条件は必須項目。

もしここに、高年収やルックスなどの条件がつけば高望みとの意見が多数でした。

なぜ高望みしてしまうのか?

婚活していると、相手に対する要望がどんどん厳しくなることが多々あります。

一生に一度の相手と思えば思うほど、求めるハードルが上がり、どんどん理想が高くなってしまうからです。

もっと条件のいい相手を望むあまり、せっかくマッチングしても、「もっといい相手がいるかもしれない」と断ってしまうケースも。その後お断りした相手より、良い条件の相手が現れず、焦っても後の祭りです。必死に相手を探しても、自分の理想の相手は現れません。

こうなると泥沼状態で、なかなか抜け出すことが難しくなります。万が一うまくスペックの高い相手を見つけられても、相手側も条件で選ぶので、うまく行かずに終わることが多くあります。

こうして失敗を繰り返していると、どんどん自己評価が低くなり、自信を無くして婚活を諦めてしまう人もいます。

それって、勿体なくないですか?

本当はやめたい!高望みをやめる方法は?

どうしたら「高望み」をやめることができるのでしょう。

ここまで読み進めた方は、自分が高望みかもしれないと思っているはず。そう思えたのであれば、次の方法を試してみてください。

選んでくれたことに感謝し会ってみる

相手からお誘いがあった場合、自分を選んでくれたことにまずは感謝しましょう。

もし気乗りしない条件の相手でも、条件や外見だけで振るい落とさずに、会ってみてください。もちろん生理的に無理な場合や身元がはっきりしないなどは別としてです。

最も重要である、性格や生活が合う相手と出会えるかもしれません。

条件に10の余裕をつける

自分が設定した条件から、「ないな」と思うほうに10の幅を広げましょう。

これは、両手の指10本ぶん。両手で受け止められる範囲という意味で、10間口を開いてみてください。

例えば、年齢ならプラス10歳。もし、相手の年齢を30代までと思っているのであれば40代まで。50代以上がいいと思っているのであれば、40代以上から。

年収で言えば、希望条件が400万以上なら300万以上に広げましょう。そうするだけで、出会いが増えます。

嫌だと思っていた部分を広げることで、今まで切り捨てていた部分の出会いが増えます。条件では見つけられない、気の合う人がいるかもしれません。

自分が決めた条件と向き合う

自分はなぜ結婚したいのか、もう一度よく考えてみましょう。なぜその条件でなくてはならないのか考えてみましょう。

経済不安のみなら、年齢や外見を条件に入れる必要はありません。若い子と恋愛したいなら、疑似体験できるお店もあります。

この先ひとりでは寂しい、辛い時に誰かにいて欲しい、家族が欲しいから、婚活しようと思ったのであれば、その条件は本当に必要でしょうか。

昨今のコロナ禍で、家族が元気で仲良くいられることが大事であると実感している人も多いでしょう。家族として仲良く暮らせるか否かは、性格や価値観が合うか否かが最重要だったりします。

もう一度、本当に譲れない条件は何かを考えてみてください。

理想の相手は「条件」では手に入らない

婚活での条件は、一時的なものでいつまでもは続きません。経済力や容姿はあるに越したことはないが、いつか失われるもの。苦難があった時に、心から自分を大切にしてくれる相手が本当の理想の相手。

条件だけでは見えないことはたくさんあります。「条件を下げた」相手と言ってしまえばそれまでですが…。そこは考え方次第。

  • 一緒にいて安心できる相手
  • 一緒にいて楽しい相手
  • 一緒に老いることを楽しめる相手

これは条件では手に入りません。しかし、結婚相手としてはかなり理想ですよね。そんな心の底で思っている「理想の相手」に出会えますように!